追加効果の発動率
【SFC】ロマンシング サ・ガ2の「なぎ払いの追加スタン効果」など、技の追加効果の発生率に関する調査内容です。
防御判定
当サイトでは追加効果が成功するかどうかの判定を防御判定と呼称しています。
これら追加効果を持つ技の乱数判定の順序を「なぎ払い」を例にすると以下の順番になります。
- 命中判定 (攻撃が当たるかどうかの判定)
- 回避判定 (敵が盾で攻撃を回避するかどうか、盾がない場合は判定自体が存在しない)
- 誤差計算 (ダメージの誤差計算)
- 防御判定 (敵が追加効果(スタン)を防御するかどうかの判定)
「イド・ブレイク」のように複数の追加効果を持つ場合でも1回の判定で追加効果の成否を決定するので、複数の追加効果が「全部発生する」 or 「全部失敗する」のどちらかしかありません。
判定の内容
判定自体は回避判定と似たようなもんです。攻撃を受ける方を基準として考えた場合、
防御境界値 > (乱数 mod 100) を満たすと防御成功。(追加効果は発生しない)
防御境界値 ≦ (乱数 mod 100) を満たすと防御失敗になります。(追加効果が発生する)
判定がなくなる場合
- 相手が状態異常の耐性を持っている(状態異常系)
- 相手が戦闘不能 or 死亡状態(LP0)になった(状態異常系)
- 相手が死亡状態(LP0)になった(能力低下系)
能力低下系は耐性では防げないので全ての敵で常に判定があります。
主に味方の場合限定ですが、追加効果はダメージを与えた後に防御判定があるのでダメージを受けた時点で倒れてしまう場合がありますが、状態異常系は死体に対しては発動しませんが、能力低下系は死体に対しても発動します。流石にダメージで死亡状態 (LP0)になった場合は能力低下系も発動しません。
防御境界値の算出方法
防御値の算出法は追加効果の種類によって違うので種類別に表にしました。
防御値は攻撃する相手の特定のステータスの合計値となります、基本は『 状防御 + α 』の形を取ります。攻撃対象の防御値が低いほど追加効果の発動率が高くなります。
[追記:2014年07月19日]
防御値は256を越えるとオーバーフローするので、無駄に高過ぎると逆に追加効果を受けてしまう可能性があります。
防御値 mod 256 = 最終的な防御値
- 赤字
- 敵専用の技を示します
名前 | 追加効果 | 防御値 | 備考 |
---|---|---|---|
なぎ払い | スタン | 状防御 | |
切り落とし | |||
地裂撃 | 浮遊系には無効 | ||
幻惑剣 | |||
サラマンダークロー | |||
ペイン | |||
サイクロンスクィーズ | |||
体当たり | |||
地獄爪殺法 | 毒 | ||
ポイゾナスブロウ | |||
毒針(突) | |||
毒針(射) | |||
毒液 | |||
毒霧 | |||
毒撃 | |||
ライトボール | 暗闇 | ||
サンドストーム | |||
クチバシ | |||
イド・ブレイク | 混乱1、魔力-3、冥力-3 | ||
クリンゾンフレア | 暗闇、冥力-5 | ||
活殺獣神衝 | 腕力-5、素早-5 | ||
脳天割り | 睡眠 | 魔力 + 状防御 | |
マッドバイター | 狂戦士 | ||
稲妻斬り | マヒ | ||
サイコバインド | |||
感電衝 | |||
カポエラキック | |||
フレイムウィップ | |||
ブレードネット | |||
マヒ爪 | |||
巻きつき | |||
一刀両断 | 即死 | 魔力 + 冥力 + 状防御 | |
フルフラット | |||
百花繚乱 | |||
影矢 | |||
活殺化石衝 | 石化 | 冥力 + 状防御 | 即死系 |
ファイナルレター | 即死(Z) | 冥力 | |
流し斬り | 腕力-5 | 素早さ + 状防御 | |
熱風 | 素早さ-5 | 熱防御 + 状防御 | |
殺人剣 | 人間即死 | 特殊 (乱数 mod 2=0) | 人間限定 |
骨砕き | 腕力-3 | ― | 防御判定なし |
かめごうら割り | 斬殴突射防御半減 | ― | 防御判定なし |
サイドワインダー | カエル即死 | ― | 防御判定なし カエル限定 |
スネークショット | |||
― | 混乱1 | 未調査 | 未使用設定 |
殺人剣について
人間にのみ有効な即死効果(LP0)を持つ殺人剣ですが、発生条件が少々特殊になっていて、(乱数 mod 2) = 0 を満たすと効果が発動するみたいです。確率は約56.5% (144/255)
なお、敵が即死耐性を持っている場合は無効化されます(主に人型アンデッドが該当します)。
判定無しで発動する追加効果
以下の技の追加効果は技が命中すれば確実に発動します。
- 『サイドワインダー、スネークショット』
- 『骨砕き』
- 『かめごうら割り』
便利な技のピックアップ
- ファイナルレター【即死Z】
- 防御値が冥力だけなので非常に高い成功率(76~85%)を誇ります(敵の冥力は10~20のどれか)。敵の全能力を下げるデッドリードライブと組み合わせる事で更に成功率を上げる事も可能。まぁ『霧隠れ+皆死ね矢』などのより手軽で強力なテクニックがあるので無理に使う必要はありません。
- かめごうら割り【斬殴突射防御半減】
- 技が命中すれば確実に敵の防御力を下げることが可能、特に武器を使った物理攻撃と相性がよい、逆に体術主体の攻撃の場合はダメージ式の関係上あまり恩恵は受けません(もちろん使わないより、使った方がいいです)。
半減時に端数が出た場合は切捨て。
例1) 敵防御力:21→10
例2) 敵防御力:20→10 という具合に減らすことが出来ます - 骨砕き【腕力-3】
- 当たれば確実に効果が出るので「とりあえずビール」的なノリで最初使って敵を弱体化させるといい感じ。骨砕きの後は下記の活殺獣神衝で更なる弱体化を狙えば完璧です。
- 活殺獣神衝【腕力-5、素早-5】
- 敵の腕力と素早さを下げる技としては一番便利な技。流し斬り【腕力-5】と熱風【素早-5】より発動率が高いうえに二つ同時に弱体化出来ます。特に体術主体の敵にはかなりの効果を発揮します。閃き難度は比較的高めですが序盤でもエイミングからの派生で守護者・ラッフルツリー相手なら「1/255」、沈んだ塔(要:強制進入技)の水龍なら「2/255」の確率で閃けます。
- イド・ブレイク【魔力-3、冥力-3、混乱1】
- 魔力を下げる効果が地味ながら結構使えます、冥力は下がると術威力が上昇するデメリットもありますが、イドブレなら一緒に魔力も下げているのでそれほど気になりません。クリムゾンフレアは威力は一級品ですが冥力-5の効果で術威力がかなり上昇するのが欠点と言えば欠点です。
- マッドバイター【狂戦士】
- 敵を狂戦士にする唯一の手段で、狂戦士にした敵は通常攻撃のみ(敵によっては防御オンリー)になり、かなり弱体化します。特に序盤から魔道士を倒したい場合はスタン戦法より便利です。使用するための武器ロブオーメンはメッシナ鉱山の宝か人狼からドロップすべし。
- ※ちなみに魔道士(状防64、魔力13)を狂戦士化出来る確率は 『(64 + 13) ≦ (乱数 mod 100)』を満たした場合なので約18.0%(46/255)です